蚊帳のはなし

蚊帳


今朝の産経新聞1面の連載「やばいぞ日本」で、防虫剤を練り込んだ蚊帳を、日本企業が技術協力してタンザニアで生産している話が載っていました(記事)。
熱帯では蚊が媒介するマラリアが死因の上位になっていて、エイズ結核と並ぶ世界3大感染症のひとつに数えられています。マラリアにはワクチンがないので予防には蚊に刺されないのがいちばん、というわけで蚊帳が役立っています。マラリアはかかっても早期に治療すればちゃんと治る病気なのですが、治療しなくても数日すると一時的に熱がさがるため、放っておくとたいへん危険です。
私がタンザニアへ行ったときにも、ホテルでは必ずベッドを囲むように蚊帳が張ってありました(写真)。この写真を見ると、「蚊帳」というよりももっと豪華な感じがするのですが、目的はあくまでも蚊よけです。蚊帳の中に入って、さらに蚊取り線香を焚いて寝ます。


アフリカにおける日本のマラリア対策支援〜外務省のHPより〜いちばん下のTOPICのところ

こういう国際協力はどんどんやってほしいものです。