8月17日、インドネシアの第62回独立記念日

1945年8月17日、インドネシアは350年間のオランダの植民地支配から独立しました。
日本の敗戦のわずか2日後です。

「日本軍が降伏した1945年8月15日の二日後、スカルノとハッタは すかさず独立宣言を行う。18日には、インドネシア共和国憲法を採択し、それぞれ大統領、副大統領に就任した。…オランダとの独立戦争は1949年12月までの4年5ヶ月も続いた。」
インドネシア国立英雄墓地に眠る日本人より抜粋)


この独立戦争を描いたのが映画『ムルデカ17905』です。
以下、映画の紹介文を引用します。

−−−
太平洋戦争が勃発し、日本軍はインドネシア駐留のオランダ軍を駆逐し、同地を占領。島崎(山田純大)らは現地の若者たちに将来の独立を諭すべく青年道場を築き、彼らに厳しい訓練を課す。やがて終戦となり、オランダとイギリスが同地を再び占領しようとしたことから、青年道場の者たちはインドネシア独立=ムルデカのための戦いを開始。島崎らもともに立ち上がる…。
インドネシアと日本の複雑な関係性と、その中から同国が独立に至ったという歴史的事実を描いた戦争スペクタクル大作。日本の大東亜共栄圏政策が同国を独立に導いたとする製作サイドのメッセージには賛同しかねる部分もあるが、長期インドネシア・ロケによる戦闘シーンなどはなかなかの迫力。山田純大、保阪尚輝ら日本側キャストの武人的佇まいもいい味を出している。(増當竜也
−−−

ちなみに「ムルデカ」とはインドネシア語で「独立」を意味します。17805の意味は『インドネシア正副大統領・スカルノとハッタは、日本への感謝を表し、インドネシア独立宣言文に日本の皇紀「2605(=西暦1945年)8月17日」で年号を書き入れ署名した。これを、日・月・年の順に並べた5ケタの数字は、独立を宣言した日として、いまもインドネシア国民に記憶されている。』


私がこの映画を見たのは、2001年の映画館での公開時でした。
その後、2005年の愛知万博インドネシア館へ行ったときに、そこのスタッフ(インドネシア人)に「日本の敗戦後、インドネシアに残ってインドネシア独立戦争を戦った元日本兵の話はインドネシアでよく知られているのか?」と聞いてみたところ、「もちろんだ」という答えを聞きました。